回遊行動

更新日: 2015年7月9日

シーバスは回遊魚としての性格面が強い魚です。居着きと呼ばれる個体のように根魚的な性格面もありますが、元々は様々な場所へ移りながらの回遊生活をしている魚です。

回遊行動にはいくつかのタイプに分類することができます。それを以下に挙げていきます。

また、回遊行動には地域差があります。季節の変化のズレ、外洋か湾内か、などの要因によってその地域で生息するシーバス独特の回遊行動ができる点を頭に入れておいてください。

就餌回遊

エサを求めて移動する回遊タイプです。春に向けて体力を回復させるために、深場の越冬場からエサの多い浅場に回遊する「乗っ込み」と呼ばれる行動がシーバスの就餌回遊にあたります。(これに関連する内容としてベイトパターンと呼ばれるものがあります。)

季節回遊

季節の変化に伴って移動する回遊タイプです。具体的には、港湾部の水温が上昇する春先には沖から沿岸に回遊、または河川に遡上し、水温が低下する冬には沖の深場へと移動する、といった行動がシーバスの季節回遊にあたります。

成育回遊

幼魚から成魚へと成長する過程でおこなわれる回遊タイプです。春先に孵化したシーバスの稚魚は、汽水域の浅場に入り、コッパからセイゴの幼魚時代を秋まで過ごし、水温が安定している深場へと向かうまでの行動がシーバスの成育回遊となります。

産卵回遊

産卵のために産卵場へと行き来する回遊タイプです。シーバスの産卵時期は冬なので、季節回遊と合わさる形で沖の深場へと移動し産卵や越冬をおこないます。

  • カテゴリー: 生態
  • 投稿日: 2015年07月09日