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シーバスロッドの選び方とおすすめ

  • 公開日: 2015/07/09
  • 更新日:

この記事は、シーバスロッドを選ぶ際に必要な知識・情報についてまとめてあります。

これからシーバスロッドを購入しようと考えている方に向けた内容となっています。

用途別で選ぶ・最適なシーバスロッドの長さと硬さ

最初の1本におすすめなスペック

最初に手にする陸っぱり用のシーバスロッドでおすすめなのは、長さ「9ft(約2.7m)」、硬さ「ML(ミディアムライト)」です。

その理由はこちら。

  • この長さであれば、大抵の釣り場で不自由なく使える。
  • 大抵のシーバスルアーが扱える。ミノー、バイブレーション・鉄板系など。
  • 他の釣りにも使える。例えば、ヒラメ、マゴチ、タチウオ、クロダイ、小型青物(ライトショアジギング)、エギング、鱒(マス)、など。ちょい投げ、サビキ釣りにも使える。

つまり「汎用性が高い」、この一言につきます。

 

特に初めてシーバスロッドを購入する場合は、ごく限られた場面でしか使えないようなロッドは避けるべきです。

シーバスロッドの中には、限られた用途に向けて作られた専用モデルがあります。(例えば、バチ抜け専用モデルなど。)

そういったものは、メイン用ではなくサブ用として買うようにしたほうがいいでしょう。

写真は「ルアーマチック S90ML(シマノ)」。値段は5~6千円程度。大手メーカー製で、コスパが高いシーバスロッドのひとつ。
ブランド 適合する品番
シマノ S90ML
S900ML
など
ダイワ 90ML
など
メジャークラフト ***-902ML
など

サーフや磯の場合

特定のサーフや磯などでは、9ftだと「長さが足りない」ことが問題になるケースがあります。

  • 遠浅サーフの場合、ロッドの長さが9ftでは、魚のいるポイント(ブレイクなど)にルアーが届かない。
  • 波が高い日だと、ロッドやラインが波に叩かれやすく、ルアーの操作がしにくい。外洋に面したサーフで問題となりやすい。
  • 磯場で足下に根がある場合、ロッドワークで回避できずルアーを引っかけてしまう恐れがある。

サーフや磯の場合、長さが「10ft(約3m)以上」のシーバスロッドを選ぶといいでしょう。

硬さは「ML」か「M」。

ライトショアジギングもやりたい場合や、ヒラスズキ狙いであれば、パワーのある「M」や「MH」のほうが向いています。

釣り場が狭い場合

例えば、小さな河川や湾奥の運河など、小場所で釣りをする場合。ありがちなケースは、以下の通り。

  • 橋の下、すぐ後ろに木があるなど、周りに障害物がある状況。ロッドが長いとキャストしづらい。
  • 橋脚周りなど、シーバスが潜んでいる障害物のスレスレにルアーをキャストしたい場合。ロッドが長いと、ルアーを正確なポイントにキャストすることが難しい。

つまり、ロッドが長すぎて「キャストしづらい」「取り回しが悪い」といった問題です。

釣り場が狭い場合は、「8ft(約2.4m)クラス」のシーバスロッドを選ぶといいでしょう。

硬さは、ミノー中心であれば「L」を。バイブレーションや鉄板など、重たいルアーも使いたい場合は「ML」を。

ブランド 適合する品番
シマノ S80L
S86ML
S806ML
など
ダイワ 80L
86L
86ML
など
メジャークラフト ***-862L
***-862ML
など

 

※ちなみに、7ft(約2.1m)クラスのシーバスロッドが欲しい場合は、ボートシーバス用で探すか、バスロッドを流用するといいです。陸っぱり用のシーバスロッドで、7ftのものは見かけないため。

軽量ルアーを中心に使う場合

バチ抜け・マイクロベイトのシーズンのとき、あるいは魚がスレている、といった理由で小さくて軽いルアーを使う場合。

MLのシーバスロッドは、軽量ルアーを遠くへ飛ばしたり、アクションをつけたりするのには向いてないです。ルアーのウエイトに比べて、ロッドが硬すぎるためです。

軽量ルアーをメインに扱う場合、「L(ライト)」のシーバスロッドを選ぶようにするといいでしょう。

ボートシーバス用

最初に手にするボート用のシーバスロッドでおすすめなのは、「6ft(約1.8m)クラス」の「ML(ミディアムライト)」のスピニングロッドです。

 

ボートでのシーバス釣りでは、おおまかに分けて遠投重視のキャスティングゲームとキャスト精度重視の穴撃ちゲームの2つに分けられます。

キャスティングゲームでは6~7ft、穴撃ちゲームでは5~6ftの長さが目安となります。

つまり6ftクラスは、その2つをこなすことができる汎用性があるということです。

 

スピニングロッドを挙げた理由は、まったくの初心者でも扱いやすいからです。

ベイトタックルだと、慣れるまでキャストの練習が必要で、それまでの間はライントラブルに悩まされることが少なくありません。

なので、ベイトタックルに対して特にこだわりがなければ、スピニングロッドのほうをおすすめします。

 

またスペックの条件が合えば、ブラックバスやトラウト用のロッドでも代用することができます。

ブランド 適合する品番
シマノ S606ML
など
ダイワ 66ML
など
メジャークラフト ***-66ML/S
***-662ML/S
など

備考

長さの選び方

シーバスロッドの長さは、釣り場に応じて決めます。

足場が高い、遠投が必要な釣り場。大きな河川・河口、サーフ、磯などは「長め」で選びます。

キャスト精度や取り回しの良さが求められる釣り場。小さな河川や運河などの狭い場所、ボートゲームなどは「短め」で選びます。

フィールド ロッドの長さの目安
ボート(穴撃ちゲーム) 5~6ftクラス
ボート(キャスティングゲーム) 6~7ftクラス
湾奥(運河筋、小場所)、中小河川 8ftクラス
港湾部(堤防、開けた場所)、大型河川 9ftクラス
河川、干潟でのウェーディング 8~9ftクラス
サーフ、河口 9ft以上
10~13ftクラス

※1ft(1フィート)=約0.3メートル。

参考⇒ft(フィート)表記のロッドの長さをm(メートル)に換算

硬さ(ロッドパワー)の選び方

シーバスロッドの硬さは、扱うルアーによって決めます。

ロッドパワー 用途
L(ライト) ミノープラグ、ソフトルアー(ワーム)など、軽めのルアーを中心に扱いたい場合。
ML(ミディアムライト) ミノーからバイブレーション・鉄板系まで、一通りのシーバスルアーを扱いたい場合。
M(ミディアム) 大型プラグやジグなど、重たいルアーを扱う場合。ライトショアジギングもしたい場合。
MH(ミディアムヘヴィー)

テーパーアクションについて

シーバスロッドのテーパーアクション(竿の曲がり、調子)は、ファースト~ミディアムあたりが一般的。

キャストやルアー操作がしやすいからです。

大抵のシーバスロッドは、この味付けに設計されています。

釣り初心者は「スピニングロッド」

シーバスロッドには、スピニングロッドとベイトロッドの2種類あります。

スピニングロッドにはスピニングリールが装着できます。ベイトロッドにはベイトリールが装着できます。

釣り初心者は、キャストしやすく扱いやすいスピニングロッドを選ぶことをおすすめします。

スピニングロッドの例。

 

ベイトロッドは、以前まではボート用が一般的でした。

近年、ベイトタックルで岸からシーバスを狙うスタイルが流行し、陸っぱり用のベイトロッドが普及しました。

自転車・バイク釣行なら「パックロッド」

パックロッドとは、コンパクトに収納できる竿のこと。モバイルロッドとも呼ばれます。

例えば、長さが約2.7m(9ft)のシーバスロッドの場合、継ぎ数が2つ(2ピース)だと収納時(仕舞)は140cmほど。

これがパックロッドの場合だと、大体70~80cm程度と、かなりコンパクトになります。(仕舞がさらにコンパクトなロッドもあります。)

パックロッドであれば、磯竿・投げ竿用のロッドケースにも収納できます。

自転車やバイク、あるいは電車などの交通機関を利用して釣り場に通う場合は、携帯性に優れたパックロッドがおすすめです。

写真上は「トラギア A906ML-R(アルファタックル)」。小継の振出ルアーロッド。仕舞は57cm。
写真下は「トラスティック S810ML(シマノ)」。並継ぎのパックロッドで、仕舞は72cm。

パックロッドのまとめ記事はこちら。
シーバス向けパックロッド・モバイルロッドのまとめ&おすすめ

PEラインを使う場合は「Kガイド」

Kガイドとは、キャストしたとき糸絡みしにくい形状のガイドのことです。

PEラインを使う場合、従来のガイドだと糸絡みすることが少なくありませんでした。

糸絡みとは、例えばキャストして、ルアーが飛んでいる最中に、リールから出ていくPEがガイドに絡まる現象のことです。こうなると、PEがバチン!と高切れしてルアーを失ってしまいます。

その対策として生まれたのが、Kガイドです。

写真左がKガイド。写真右が、従来まで見られたガイドフレーム。

PEラインは少しクセのあるラインなので、使い始めた頃はトラブルに見舞われがちです。

PEラインに慣れれば、Kガイドじゃない竿でもトラブルなくキャストできます。

最初の頃は、Kガイドのシーバスロッドを選んだ方が無難かと思います。ライントラブルの原因を少しでも減らせる道具を使ったほうが、快適に釣りが楽しめるからです。

※ここでいうKガイドは、富士工業の「FUJIガイドコンセプト」に書かれてある「傾斜フレーム第3世代・K構造」のことを指します。

 

ちなみに、ガイドリング(ラインが触れる部分)は、 SiCリングトルザイトリングがPEラインに最適とされます。

Kガイドであれば、ガイドリングは全てSiCリングです。(チタンフレームであればトルザイトリング。)

主なメーカー・ブランドとおすすめ

アブガルシア

ベイトリール(「アンバサダー」シリーズ)で有名なブランド。

アブガルシアのシーバスロッドは、主に以下のシリーズがあります。

初心者向けなのは「クロスフィールド」。価格は1万円前後。2ピースよりコンパクトな振出モデルもあります。

オリムピック

釣竿を国内で製造しているメーカーのひとつ。ゴルフシャフトの製造でも有名。

オリムピックのシーバスロッドは「アルジェント」シリーズで展開中。

価格的に、釣り経験者、中~上級者向け。

シマノ

大手釣り具メーカーのひとつ。

シマノのシーバスロッドは、主に以下のシリーズがあります。

シーバス初心者におすすめなのは「ルアーマチック」。値段は5千円前後でコスパが高いです。

ルアーマチックのガイドは、KガイドではありませんがPEラインも問題なく使用できます。

(ちなみにKガイドを搭載してるシリーズは、ムーンショットから上位のモデル。)

定番は「ディアルーナ」シリーズ。値段は2万円台。

ルナミスとエクスセンスシリーズは、上位~最上位機種。

2018年現在、「エクスセンス インフィニティ」がシマノの最上位シーバスロッドです。

ダイワ

シマノと同じく、大手の釣り具メーカー。

ダイワのシーバスロッドは、主に以下のシリーズがあります。

ダイワの入門向けシーバスロッドは「リバティクラブ シーバス」。値段は約7千円。

シマノのルアーマチックと比較すると、値段が同じくらいか、やや高め。

Kガイドを搭載してるシリーズは、シーバスハンターXから上位のモデルになります。

定番は「ラテオ」。値段は約1.7万から。

また、ラテオの後継として、2018年「レイジー」が登場。値段はラテオと同程度。

上位機種は「モアザン」というブランドで展開中。「モアザン AGS」「モアザン ブランジーノ」「モアザン エキスパート」「モアザン ワイズメン」など。

テンリュウ

釣竿メーカーの老舗。国内で製造している数少ないメーカーのひとつ。

古くから国内・海外のメーカーのロッドを手掛けていることでも有名(OEM)。

テンリュウのショア用シーバスロッドは、現在「スワット」のみ。

価格的に、釣り経験者、中~上級者向け。

メジャークラフト

値段が安く、入門向けとして評価の高いロッドメーカー。

メジャークラフトのシーバスロッドは、主に以下のシリーズがあります。

シーバス初心者向けは、「ソルパラ」か「ファーストキャスト」。値段は、どちらも6, 7千円台。

(ちなみに発売されたのはソルパラが先。ファーストキャストは比較的新しいモデル。)

Kガイドを搭載してるシリーズは、3代目クロステージから上位のモデル。

ハイエ­ンドモデルは「トルザー」。

ヤマガブランクス

釣竿を国内で製造しているメーカーのひとつ。

ヤマガブランクスのシーバスロッドは、主に以下のシリーズがあります。

価格的に、釣り経験者、中~上級者向け。

シーバスロッドの代用として使える竿

バスロッド

硬めのバスロッド。MやMHなど。

20~30gのルアーを投げられるものであれば代用可能。

バスロッドは長さが短めのものが多いので、小場所やボートシーバス向けです。

トラウトロッド

河川・湖用(ネイティブトラウト用)のトラウトロッドが、シーバス釣りに流用できます。

管釣り用(エリアトラウト用)は、シーバス相手にはライトすぎるので不向き。

セイゴ相手なら管釣り用のロッドでも使えると思いますが、投げられるルアーが5g以下のものばかりなので、やはり代用は厳しいかと思います。

エギングロッド

使用するルアーウェイトにあった硬さであれば、代用可能。

例えば、硬さがMクラス(エギ4号まで)のもの。長さは、8.6ftあたりを。

ショアジギングロッド

ライトショアジギング用のものが使えます。

例えば、30gか40gまでのジグが投げられるもの。

メジャークラフト製なら、SSJ(スーパーライトショアジギング)や、LSJ(ライトショアジギング)のモデル。

ショアジギングロッドまとめ・入門用おすすめ~定番モデルまで 2018年版

メバルロッド(ライトゲームロッド)

流れが緩やかで周りに障害物がない釣り場であれば、メバルロッドはシーバス釣りにも使えます。

特に、軽量なルアーを使用する場合(バチ抜けシーズンの時など)は、シーバスロッドよりもメバルロッドのほうが使い勝手がよかったりします。

メバルロッドのスペックは、10g程度までのルアーが投げられるもの、竿が硬めのモデルが最適。

フッコサイズであれば、普通にやりとりできます。やりとりの最中に竿が折れることはありません。

※メバルロッドでシーバスを釣る場合、ランディングネットは必須です。抜き上げできるサイズは、約20~30cmまでが無難。

ちなみに、ラインはPE0.6号であれば、メバリングに使え、かつシーバス相手でも十分な強度があります。(要リーダー。)

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