シャローはどこの釣り場にも存在するポイントです。
一見すると魚がつきそうな場所が見当たらず、ルアーを投げても釣れなさそうなイメージがあるかもしれません。
しかし、暗くなると魚が寄り集まり、それを狙いにシーバスもやってきます。
シャローにいるシーバスは食い気があることが多く、足元のかなり浅い場所でもヒットすることがあります。
つまり、シャローには釣れやすいシーバスがいるということです。
他にも、夜のシャローで釣りをすることのメリットはいくつかあります。
- シャローはどこにでもあるポイントなので、混雑しにくい。
- 水深が浅く根がかりしやすい場所は、釣りをする人が少ない・あるいは誰もいないことが多い。
- 使うルアーはフローティングミノーがメインなので、ルアーが根がかりでロストしにくい=お金がかからない。
シーバス初心者の方は、まず夜のシャローから始めてみることをおすすめします。
シーバスが釣れる地域であれば、ほとんどの釣り場でシャローでのゲームが成立するはずです。
シャローでのシーバス釣りのやり方・手順
シャローでのシーバスの釣り方の基本は、扇状にキャストしてくまなく探ること。
反応が無かったら数メートル移動して、再び扇状にキャスト。
これを繰り返してシャローのどこかに付いてるシーバスを探り当てます。
キャストするときの注意点として、もし隣に釣り人がいる場合は斜めに投げず、真っすぐ投げるか、隣に人がいないところまで十分離れてから扇状にキャストするようにしてください。
隣に釣り人がいるのに斜めにキャストしてしまうのはマナー違反です。
人の迷惑になることは避けましょう。
釣り場に通っていると、特定の場所でアタリやヒットが多いといったことが分かってきます。
その釣り場に通っている人にだけ解る、いわゆる穴場ポイントです。
そういったポイントが何箇所か見つかれば、次回はそのポイントだけ探って短時間で釣果を出すことも可能になります。
アタリがあったけど乗らなかった場合
アタリがあってもヒットまでには至らなかった場合、もう2~3度同じ方向にキャストしてルアーを泳がせてみます。
手元に「コツン」とくる軽いアタリだった場合は、シーバスはまだルアーに興味を持ってる可能性があるのでチャンスあり。
何度かキャストして反応がない場合、シーバスは警戒して口を使わなくなった可能性が高いです。
そのときは、そのポイントにルアーをキャストするのは一旦止めて、場所を変えるか、しばらく休憩します。
別の場所を探り終わった後、または20~30分ぐらいしたら、先ほどアタリのあったポイントにもう一度ルアーをキャストしてみます。
時間が経ったことで警戒心が薄らいだシーバスが、再びルアーに食いついてくることがあります。
ごく浅いシャローは狙い目
釣り場によっては、ヒザ下ぐらいのごく浅い水深・いわゆるドシャローであってもシーバスが釣れることがあります。
ごく浅いところにいるシーバスは活性が高く、ルアーへの反応がいい傾向にあります。
また、ドシャローのポイントは、シャロー系のルアーを投げてリールを巻くだけでシーバスの目の前にルアーを泳がせることができます。
つまりドシャローのポイントは魚がいれば高確率で釣れるポイントといえます。
シャロー攻略におすすめのルアー(カラー、動かし方)
シャローでのシーバス釣りにおすすめのルアー。
2つあります。
1. フローティングミノー
メインに使用するルアー。
リトリーブ中に潜る深さ(潜行深度)が異なるルアーをいくつか持っていくようにします。
例えば、80cmまで潜るフローティングミノーと30cmまで潜るシャローランナーの2種類持っていき、釣り場の水深に応じて使い分けるようにします。
ヒザ下ぐらいの水深を攻める場合、シャローランナーでも根掛かりすることがあるので注意。
ロッドを立てながらリトリーブすれば、ルアーをあまり潜らせずに泳がせることができます。
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2. シンキングミノー (シンキングペンシル)
フローティングより飛距離が出るので、遠浅のポイントや向かい風の日に有利。
根掛かりが多い場所では、キャスト時にフェザーリングして糸フケを抑えたり、着水したらすぐにリトリーブをするように心がけないとルアーロストにつながるので注意。
他には、比重の軽いスローシンキングのモデルを選べば根掛かりを減らすことができるでしょう。
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おすすめのルアーカラー
ミノープラグに関していえば、夜は「クリアチャート」や「ゴーストカラー(白っぽいクリアカラー)」がおすすめ。
海の中にいる魚には視認性が高いカラーのようで、シャローでのヒット率は高いです。
ただ、よく目立つ分スレるのが早いような気もします。
ちなみに、管理人は適当なルアーをクリアチャートに塗り直して使用したりしています。(カラーに関しては後日記事にする予定)
他には、クリアではない普通のチャート系、ホワイト系(パール、レッドヘッドなど)、赤金あたりが実績あります。
ルアーの動かし方
ただ巻きでOK。
1秒間にハンドル1~2回転ほど。
巻く速さに変化をつけると、一定速度でただ巻きするよりルアーが見切られにくいように思います。(リトリーブする速さを徐々に遅くしたり早めたりする)