シーバス釣りに必要な道具

これからシーバス釣りを始めるにあたって、必要になる釣具や装備について。

海釣り初心者の方がルアーフィッシングを始める場合にも参考になる記事です。

タックルとルアー

各釣具の選び方についてはこちら。

ルアーケース

ルアーを持ち運ぶためのプラスチック製のケース。

釣り場では、バッグやタックルベストのポケットに入れて携帯します。

 

仕切りがあるタイプ

ルアーをカラー・サイズ・種類ごとに分けて収納したい場合に。

またルアーを小分けにすればフック同士が絡まることが少なくなり、ルアー交換がスムーズに行えます。

メイホウのルアーケース。左「VS-3010NDM」。右「VS-3010ND」。値段は500~600円ぐらい。

 

仕切りがないタイプ

仕切りでいちいち分けるのが面倒、まとめてケースに入れておきたい場合に。

ルアーにはフックカバーをつけた方がいいです。フック同士が絡まって、取り出しにくくなるからです。

メイホウ SFC マルチケース M」。250円ぐらい。もっと大きなサイズもあります。

 

玉網(ランディングネット)

魚を網の中に入れて取り込むための道具。

防波堤など、足場が高い釣り場では玉網が必須です。

 

シーバス釣りでは、玉枠(フレーム)の大きさ(直径)が55~60cmぐらいあったほうがいいです。管理人は、普段60cmのを使ってます。

柄の長さは、足場から海面までの長さ+1m程度は必要。

なるべく色んな釣り場で使える長さが欲しい場合、5m程の玉の柄を選ぶといいでしょう。

 

玉網の使い方についてはこちら。
玉網・ランディングネットでの取り込み方(タモ入れ)

フィッシュグリップ

魚の口をつかんで持ち上げることができる道具。手を汚さずに魚を持つことができます。

フィッシュグリップの使い方は、以下の写真のようにシーバスの下アゴをつかんで持ち上げます。

 

「Univarc フィッシュキャッチャー(廃番)」。当時1,980円で購入。
「マルシン漁具 HI-DRA ヴィーナスグリップ」。当時1,980円で購入。

 

シーバスを持つとき、下アゴを素手でつかむやり方・いわゆる「バス持ち」をすると、親指の皮がボロボロになります。なるべくフィッシュグリップなどで持ったほうがいいです。

この親指はシーバス釣りの後、お風呂あがりに撮ったもの。シーバスの口はザラザラとしています。バス持ちすると親指の腹がボロボロになります。

 

また、海ではシーバス以外にも色んな魚が釣れたりします。

牙が生えていて口をつかむことができない魚だったり、粘液が多くて素手では持ちにくい魚などが釣れたりします。

そんなときに備えてフィッシュグリップひとつ持っておいて損はないです。

魚を足下まで寄せて手が届くような釣り場であれば、玉網より携帯性に優れたフィッシュグリップのほうが使い勝手がいいでしょう。

プライヤー

魚からフックを外すときに必要な道具。

素手でフックを外すのは大変危険なので、必ずプライヤーを使いましょう。

 

注意点として、プライヤーによっては力が入りにくいものがあります。例えば、以下の写真のプライヤーです。

プロックス 針はずしプライヤー」。600~700円ぐらい。

このタイプのものは軸が細く、フックが魚の硬い部分や深く刺さった場合、外すときにフックを強くつかめず手間取ることがあります。

ちなみに、エサ釣りやライトゲーム(メバル・アジング)用途のプライヤーとしてなら、使い勝手はとてもいいです。

プロックスの針はずしプライヤーは、シーバス釣りにも一応使えます。

しかし、シーバスなどルアーフィッシングメインであれば、以下の写真の右側のタイプを選ぶことをおすすめします。

 

プライヤーの先端比較。左「プロックス 針はずしプライヤー」。右「ラパラ フィッシャーマンズプライヤー」。フックを強くつかめるのは、右のプライヤー。

スプリットリングオープナー

スプリットリングを開く道具。ルアーのフックを交換するときに必要。

「スミス スプリットリングピンセット」。500~600円ぐらい。
赤丸で囲った部分がスプリットリング。

プライヤーの中には、スプリットリングを開くことができるタイプもあります。

ただ、上記で紹介しているプライヤーの大きさだと先端の形状がやや大きめで、例えば9cm以下のミノーについてるスプリットリングだと使い勝手がよくなかったりします。

 

管理人の場合、プライヤーを2つそろえて使い分けてます。

  • 魚からフックを外す場合は、フックがしっかりつかめる大きなプライヤーを使う。
  • フックを交換する場合は、小径のスプリットリングでも開きやすい小さなプライヤー(ピンセット状の小さなもの)を使う。

ラインカッター

ベルモント ラインカッターSV」。600円ぐらい。

ライン(釣り糸)を切るときに使う道具。

ルアーとラインを結んだり、ラインシステムを組んだりするときに必要です。(文房具のハサミでも代用可能)

 

ちなみにPEラインが切れにくい場合は、PEラインをピーンと張った状態にして、ラインカッターの刃を当てて(挟んだ状態)、ラインカッターの刃をスライドさせるように切るといいです。

(PEラインを押し切るのではなく、刃を滑らせながら切るイメージ)

フックシャープナー

上は「オーナー フックシャープナー(写真は旧モデル)」。1000円ぐらい。下は「第一精工 セラミック砥石(廃番)」。200~400円ぐらい。

フックを研ぐための道具。

フックの針先が鈍(なま)ると針掛かりが悪くなりバレやすくなります。

針先が鈍る原因として、よくあるのがルアーが岩などに根掛かりした場合です。

 

もしルアーが根掛かりから外れたら、ルアーを回収した後必ず針先をチェックしましょう。

針先のチェックの仕方は、針先を爪に当てて滑らなければ大丈夫、ズルッと滑るようであれば鈍ってます。

バイブレーションなどで底を探るような釣り方だと、針先が鈍りやすいです。

 

釣り場ではフックが鈍ったら、その度に新しいフックに交換するよりフックシャープナーで研いだほうが効率がいいです。

スナップ

オーナー カルティバ P-02 クイックスナップ」。200~300円ぐらい。

釣りの最中、ルアー交換するときに便利なもの。

 

スナップの使用例。まずスナップにラインを結び、それからルアーにスナップを取り付ける。

スナップを使えば、ルアー交換の時にラインを結んだり切ったりする手間が省けます。

スナップのサイズは、上記の「クイックスナップ(オーナー)」であれば、1.5号が目安。

 

ビニール袋

ゴミを入れたり、釣った魚を持って帰る場合に必要。

チャック付きのビニール袋。ラインを結んだときに出た端糸など、ちょっとしたゴミを入れておくのに便利。100円ショップなどで買える安物で十分。
釣ったシーバスを持ち帰りたい場合、レジ袋やゴミ袋があると便利。夏場や、家に帰るまで時間がかかる場合は、クーラーボックスが必要。

 

※釣り場でのゴミのポイ捨ては、釣り禁止のきっかけになるので、絶対にやめましょう。

服装・装備

陸っぱり(防波堤、海釣り施設など)での服装、装備について。

ライフジャケット

フローティングベスト、救命胴衣。

海難事故防止のため、柵がない釣り場では必ず装備すること。

バッグ

必要な荷物が入る容量のもの。

ウエストバッグ、ヒップバッグ、リュックバッグなど。

帽子

アウトドア用のキャップやハットなど。

釣り場での他人が投げたルアーによる頭部のケガ防止、日差し対策に。

偏光グラス(サングラス)

日中、特に朝・夕マズメのときは眩しくて釣りがしにくいので必須。

目を紫外線から保護するためにも用意しておいたほうがいい装備。

フィッシンググローブ

指抜きタイプのグローブが使いやすい。

岩場での手の平のケガ防止にも役立つ。

ヘッドライト

夜釣りで必須。

レインウェア(雨合羽)

釣り当日、雨が降りそうな予報であれば用意。

上着(ウインドブレーカー)

春や秋の時期、朝晩冷え込む時期に必要。(レインウェアでも代用可)