シーバスルアーの選び方

シーバスを釣るためには、その釣り場で最適なルアーを選ぶ必要があります。

ここでは釣れるシーバスルアーの見つけ方・選び方のポイントについてまとめてあります。

実績ルアーを探す

これからシーバス釣りを始める方は、地元の釣り場の実績ルアーを調べて揃えることをおすすめします。

実際に釣果のあるルアーであれば「このルアーで釣れるのだろうか?」と疑心暗鬼にならず、最初の1匹を釣り上げるまでのモチベーション維持に繋がるかと思います。

以下、実績ルアーの探し方・調べ方のコツについて。

インターネットで調べる

地元の人のブログ・SNSを参考にする

インターネットでは釣りの日記(ログ)を公開している人がいます。

もし地元でシーバスを釣ってる人がブログやSNSをやっていたら、その情報を参考にして実績ルアーを揃えることができるでしょう。

地元のシーバス釣りのブログやSNSアカウントを見つけたい場合、Googleなどの検索エンジンやSNSの検索機能で「シーバス 地元名(釣り場名)」などのキーワードで検索してみます。

また大きな河川など名称だけだと広すぎる場合、例えば「シーバス ○○川 △△橋」「シーバス ○○川 施設名」といったキーワードで検索すると絞り込むことができます。

定番ルアーが地元でも実績があるかどうか調べる

例えばロングセラー・知名度の高いルアーが地元の釣り場でも実績があるかどうか知りたい場合、「シーバス ルアー名 釣り場名」といったキーワードで検索してみます。

Googleの画像検索を使えば実際にそのルアーで釣った写真が検索結果に出てくることがあります。

写真であればルアーのカラーも分かるので参考になるでしょう。

インターネットで調べる際の注意点

情報発信をしている人の中には、釣果写真を捏造していることがあります。

魚の口にルアーがついてる写真を見れば「そのルアーで釣ったんだな」と思いますが、実はそのルアーで釣ったわけではなかったりします。

例えば、何らかの方法で釣り上げた後、魚の口にそのルアーを引っかけて写真を撮るといった手口です。

 

なぜ釣果写真を捏造するのかについてですが、主な理由としてはそのルアーの宣伝が目的であることが多いようです。

釣果が捏造された情報を鵜呑みにしてルアーをあれこれ買ってしまうと、いつまで経ってもシーバスが釣れない・・・なんてこともあり得るかもしれません。

 

釣果写真が捏造かどうかを見抜くのは困難です。

情報発信する側のモラルに委ねられているのが現状です。

なのでインターネットの情報は一歩引いて見るように意識した方がいいでしょう。

そして色々調べて見ていくうちに信頼できそうな情報源を見つけることができると思います。

釣り場の人に聞く

現場で釣ってる人を見かけたら、その人から使ってるルアーを聞いてみます。

やはり実際に釣ってる人から使用ルアーを教えてもらうのが最も参考になります。

その人が釣り場の情報に関してオープンな考えであれば、快く教えてくれるでしょう。

 

ただ、人によっては教えるのを嫌がったりする場合があります。

なぜそういった態度をとるのかは、その人なりの事情があってのことだったりします。

例えば以下のような理由です。

  • むやみに情報を教えることで釣り場に人が増え、その結果釣り場が荒れたりトラブルになるのを避けるため。
  • 以前は親切に教えていたけど、教えた人の中にマナーの悪い人がいて嫌な思いをした経験がある。

 

もし相手に冷たくあしらわれても気にしないようにしましょう。

釣り場には排他的な考えを持つ人がいますが、親切に教えてくれる人も必ずいるので、初心者の方は釣り場の人に積極的に挨拶と質問をするといいと思います。

釣具店に聞く

もし地元の釣り場に詳しい店員がいる場合、実績ルアーを始め役立つ情報を得ることができるでしょう。

ただ釣具屋の店員には親切で良心的な人ばかりではなかったりします。

例えば、あれもこれもと熱心に商品を勧めてくるような場合。

これからシーバス釣りを始める人に対して、高額な商品を当然のように勧めてきたり、やたら新製品ばかり勧めてきたりするような感じであれば、その店は避けた方がいいかもしれません。

 

また、地元の釣り場に詳しくない人がルアーコーナーの担当に回されている場合。

仕事上「知らない」「よく分からない」と答えるわけにはいかず適当に答えて接客している店員もいたりします。

 

ようするに店員が売上げのことしか頭にないようなタイプだと、有益な情報が得られないばかりか必要でない物をあれこれ買わされてしまう羽目にもなります。

自分で選ぶ場合のポイント

ポイントを探れるルアーを選ぶ(飛距離とレンジ)

ルアーでシーバスを釣るには、シーバスのすぐ近くにルアーを泳がせる必要があります。

シーバスがいるポイントにルアーを送り込めなければ、まず釣れません。

 

ルアーを選ぶときには、まず自分が行こうとしている釣り場ではシーバスは立ち位置からどれくらいの距離で、水面からどれくらいの深さ(レンジ)にいるのか?そして、どんなルアーであればそのポイントを探ることができるのか?を考えてみます。

この時は、釣り場の情報や、シーズナルパターン、ルアーの各種類の特徴を知っている必要があります。

ここで、その釣り場のポイントを攻めることができるルアーの種類が頭の中に浮かび上がってくるはずです。

例えば、釣り場が浅場なら、フローティングミノーやシャローランナーなどが必要となり、カケアガリや底にシーバスが付いているようなら、シンキングミノーやバイブレーションプラグなどが必要となる、といった具合です。

マッチ・ザ・ベイト

ルアーフィッシングの世界では、「マッチ・ザ・ベイト」という用語がよく使われます。

この言葉は、ルアーの大きさや動きを釣り場にいるベイト(シーバスのエサとなる生き物)に合わせる、という意味があります。

つまり、ルアーをシーバスのエサに似せることで釣果アップを図る、という考え方です。

 

以下、マッチ・ザ・ベイトを意識したルアーの選び方の例。

  • ベイトがイワシ・イナッコ(ボラ)・アユであれば、それに近いサイズ・形状(小魚に似たシルエットのミノープラグ)のルアーを選ぶ。
  • ベイトがサッパ・コノシロ・アジなどであれば、平べったい形状のバイブレーションプラグ・鉄板系を選ぶ。
  • ベイトがバチ(イソメやゴカイのこと)であれば、細めのペンシルベイトやシンキングペンシルを選ぶ。

 

今の時期のベイトを知る方法のひとつとして、近くの釣り場(海釣り施設など)の釣果情報でサビキで釣れてる魚を調べてみると参考になるでしょう。

こちらも参考に。
ベイトパターンについて

ルアーカラー

初めてルアーを揃える方でルアーカラーに迷ったら、「ナチュラル系(イワシ、ボラ、アユなどを真似たカラーリング)」と「パール系(ホワイト、レッドヘッドなど)」を選ぶことをおすすめします。

少なくともこのカラーさえ選べば、どの釣り場においても無難なカラーだといえます。

 

シーバスが釣れるルアーカラーというものは、実のところ誰にも分かりません。

なぜなら、誰にもきちんとした科学的な証明をすることができないテーマだからです。

 

よく見聞きする釣れるカラーというのは、釣り人がいう「経験則からこのカラーは釣れる」「こういう傾向がある」といった次元の話でしかないです。

ようするに、釣れるカラーというのは釣り人の経験則に迷信やジンクスがプラスされて語られているわけです。

※ちなみに管理人の経験上「魚から見て見やすい色」が釣れやすいカラーになるかなと思います。

 

釣れるカラーというのは、結局シーバスしか知らないことなので、わからないことをアレコレ考えても仕方がないといえます。

とりあえず実績のあるカラーを選べば心理的に使い続けることができるので、ごちゃごちゃと考えずシンプルな考えで気楽にルアーカラーを選ぶといいでしょう。

 

ルアーカラーについて深く悩むよりも、その釣り場でのシーバスがいるポイントや時合の把握、ルアーの動かし方について試行錯誤していったほうが良い結果に繋がるかと思います。


左側のルアーがパール系カラー。右側のルアーがナチュラル系カラー。

その他・Q&A

値段が高いルアー=釣れるルアー?

答えは“ある意味で”×(バツ)です。

ある意味でというのは、使い方が悪ければという意味です。

使い方が良ければ○(マル)、つまり釣れるルアーとなります。

 

ルアーの値段が高い安いは関係なく、使い方が良ければ「釣れるルアー」となり、使い方が悪ければ「釣れないルアー」となります。

ようするにそのルアーが釣れるかどうかは使い方次第(どういった場所で使うのか、どう動かすのか)というわけです。

 

ちなみに値段が高いルアーといえばハンドメイドルアーがありますが、あれはよく釣れるからという理由で価格設定をしているわけではありません。

手作業で色々とコストがかかっていて、それなりの価格で売らなければ割に合わないから、というのが主な理由です。

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