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シーバスの捕食行動

更新日: 2015年7月9日

シーバスがエサを食べる行動について。

エサとする生き物

シーバスは肉食魚(フィッシュイーター)であり、小魚を始めとする様々な生き物を食べます。エサ釣りでは、アオイソメやモエビが使われることで知られています。大型になると、20~30cmの魚も捕食対象となります。

魚類:イワシ、アジ、サヨリ、コノシロ、アユ、ボラ、ウグイなど

甲殻類:エビ、カニ、アミなど

その他:バチ、イカなど

動くものなら何でもといえるほどの幅広い食性ですが、状況によっては特定の獲物のみを食べる偏食傾向が強くなる場合があります。この偏食傾向が強くなったシーバスを釣る方法として、ベイトパターンと呼ばれるものがあります。

写真の魚は、左上イワシ、右上アジ、左下ボラ、右下ウグイ。

捕食スイッチが入るきっかけ

シーバスはいつもエサを食べているわけではありません。食欲という本能が動くときに始めて口を使うようになります。ここでシーバスの食欲が動くきっかけとなる要因をあげていきます。

エサとなる小魚の動き

  1. 潮まわりやマズメ時にプランクトンが動き出し小魚が集まりだす。
  2. その小魚の動きが誘いになってシーバスが小魚を追う。
  3. 逃げ惑う小魚の動きでさらにシーバスの活性が上がっていき群れ全体の活性が上がる。

つまり、小魚が集まりだす時間帯がシーバスの捕食スイッチが入りやすいというわけです。いわゆる「時合」と呼ばれるもので、釣り場の時合が分かれば捕食スイッチの入った釣りやすい状態のシーバスを狙うことができます。

ルアー

ルアーによって食欲が刺激される要因には、動き、速さ、レンジ、サイズ、カラーといったものがあります。シーバスの食欲に結びつくルアーセレクトや動かし方は、釣り場や時期などの条件によって様々です。

ただ、つかみ所がないわけではなく、シーズンを通して大まかな傾向があります。それを知ることができるのがベイトパターンと呼ばれる攻略法です。ベイトパターンの基本は、ルアーの形状や動かし方をシーバスが偏食している特定のエサ(ベイト)に似せることです。ルアーセレクト時にエサに似たものを選択することを「マッチ・ザ・ベイト」といいます。

また、もうひとつ、これはシーバスの条件反射・本能的な部分を利用したもので、「リアクションバイト」を誘う方法があります。リアクションバイトとは、ある特定の動きにシーバスが思わず反応して食いつくことです。例えるならネコジャラシに反応してしまう猫のような感じです。

リアクションバイトを誘う代表的なテクニックとして以下のものが挙げられます。

  • ルアーにトゥイッチやジャークなどで派手な動きを与える
  • ルアーが水流の変化を受けてバランスを崩したとき(U字メソッド等)

また、ルアーセレクトではマッチ・ザ・ベイトの逆を付くような、つまりその時期のエサとなるものとはサイズやカラーなどが全く異なるものを選択するのもリアクションバイトを誘う要因になります。

環境

シーバスは、今置かれている環境によって捕食スイッチが入りやすかったり入りにくかったりします。例えば、捕食スイッチが入りやすい状況は以下のようになります。

  • 水温が適温
  • 水中の酸素量が豊富
  • 水の流れがある
  • 水中に濁りがある
  • エサとなる生き物が豊富
  • 警戒心が低い(釣り人、船の往来、鳥などが少ない)

捕食スイッチが入りにくい状況は、その逆となります。

  • 水温が適温でない(高水温 or 低水温)
  • 水中の酸素量が乏しい(赤潮、青潮など)
  • 水の流れがない
  • 水中に濁りがない
  • エサとなる生き物がいない
  • 警戒心が高い(釣り人、船の往来、鳥などが多い)

つまり、シーバスにとって捕食スイッチが入りやすい・食欲が湧きやすい環境とは、他の生き物と同じようにストレスが無く過ごしやすい環境ということになります。

捕食行動のパターン

待ち伏せパターン

主に沈み根やテトラ、橋脚などといったストラクチャーの影に潜んで、小魚が近くに寄ってきたら一気に近づいて捕食するパターンです。シーバスは速筋が発達した白身魚なので、持ち味となる瞬発力を生かせる待ち伏せパターンをとることが多いです。

また、明暗部を利用した捕食方法も待ち伏せパターンとして挙げられます。これは、明るい潮上から潮が運んでくる小魚を潮下の暗い場所でシーバスが待ち伏せして捕食するものです。潮に濁りが入っている場合では、暗い水深から明るい水面を見上げる形で待ち伏せしています。この明暗部での待ち伏せパターンは、漁港、運河や河川の常夜灯がついている橋周りでおこなわれています。

橋脚周り・明暗部の攻略法はこちら

エサを追い回すパターン

回遊魚のように小魚を追い回して捕食するパターンです。小魚を逃げ場のない水面まで追い詰めて捕食するのでボイルが起こったりするのが特徴です。イワシの群れについたシーバスは、それらを追い回して捕食する方法をとる傾向が強いです

エサを探し回るパターン

ゆったりと泳ぎ回りながら前方にエサを見つけたら近づいて捕食するパターンです。

  • カテゴリー: 生態
  • 投稿日: 2015年07月09日