大きさ
シーバスは1メートル以上に成長する魚です。
現在確認されている最も大きなサイズは、JGFA日本記録の126cm 13.14kg(2006年)です。
オールタックル – 日本記録検索(IGFA世界記録)
JGFA NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会
またタイリクスズキでは、2008年に134cm 19kg超の大物があがっています。
食性
シーバスはイワシ、アユなどの小魚を始め、エビ、カニ、イカ、タコ、ゴカイなど様々な動物を食べます。
ジッとしているものより動くものに反応、エサだと認識するようです。
エサの食べ方
シーバスはエサとなるターゲットに狙いを定めて近づき、口を大きく開いて吸い込むように捕食します。
口
シーバスの口はエサを丸呑みしやすいように大きく開くようになっています。
スズキサイズにもなると、大人のこぶしがすんなりと入るほどの大きさになります。
また、シーバスの口周りにはザラザラとしたヤスリ状の細かい歯があります。
これは丸呑みにしたエサが逃げられない為のすべり止め効果があるとされます。
このヤスリ状の歯には要注意で、シーバスにルアーを飲まれた場合にラインと歯が擦れて切れてしまうことがあります。
この対策としてラインシステムを組む必要があります。
エラブタ
シーバスのエラブタの縁(フチ)は、カミソリのようにとても鋭利で危険です。
うかつに触るとスパッと怪我をしますので、決してエラブタに手を近づけないようにしましょう。
背ビレ
背ビレの頭側には鋭くて硬いトゲが生えています。
釣り上げた時・フックを外す時、不用意にシーバスの体をつかむと背ビレが刺さって怪我をすることがあるので注意。
なお、背ビレのトゲに毒はありません。
泳ぎ
シーバスは白身の魚なので、速筋(瞬発力)が発達しています。
人間に例えると短距離走は得意だけど長距離走は苦手なタイプの魚です。
移動するときは潮の流れに乗ってゆったり泳ぎ、近くにエサを見つけたら一気に近づいてパクッと丸呑みをする、といった行動をとります。
水温
シーバスの適水温は14~18℃程度とされています。
また温度変化に敏感で、2~3℃の変化でも活性が落ちることがあります。
産卵
シーバスは毎年冬になると産卵を行います。
地域によってズレがありますが、11月~翌年2月あたりまでが産卵期になります。
産卵は沖の深場へ行われるので、産卵時期に入ると次々と深場へと移動します。
そのため、この時期のシーバスは釣りにくい傾向にあります。