河川向けのタックル・ルアー
河川に適したシーバスロッドについて詳しくはこちら。
⇒シーバスロッドの選び方とおすすめ、各メーカー最新まとめ
リールについてはこちら。
⇒シーバス釣りに使えるスピニングリール
ライン
メインライン:PE0.8~1.5号
リーダー:4~8号(16~32lb)
ルアー
トップウォータープラグ:7~12cm
フローティングミノー:7~12cm
シンキングミノー:7~12cm
シンキングペンシル:7~12cm
バイブレーションプラグ:14~28g
河川でのシーバスの釣り方・狙うポイント
河川でシーバスが釣れるシーズンは春~秋にかけて。
特に、稚アユが遡上する時期(春)と落ちアユが下流~河口に降る時期(秋)は、シーバスを釣るにはベストな時期。
寒くなってくるとシーバスが河口のほうへ移動するため、上流~中流域では釣れにくくなる傾向にあります。
シャロー(浅場)
夜になるとエサを求めて浅場まで寄ってきます。
釣り初心者には意外なことかもしれませんが、魚というものはけっこう岸際(足下)にいたりします。
シャローでの釣り方の詳細はこちら。
⇒シャロー(浅場)の攻め方
カケアガリ(ブレイク)
河川の流芯の両サイドにはカケアガリ(ブレイク)ができていて、そこがシーバスの付き場・移動ルートになります。
カケアガリの底・ボトム付近がポイントです。
使用ルアーはシンキングミノーやバイブレーションプラグがおすすめ。
周囲に釣り人がいなければ、岸から真っ直ぐにルアーをキャストするのではなく斜めにキャストをして広範囲にカケアガリを探ってみましょう。
斜めにキャストしたほうが、岸から直角にキャストするよりもカケアガリを広く探ることができ、その分シーバスがヒットする確率がアップします。
橋脚周り・明暗部
河川の定番ポイント。
橋脚周り・明暗部での釣り方の詳細はこちら。
⇒橋脚周りの攻め方
消波ブロック(テトラポッド)
河川にある消波ブロックは、河岸の侵食を防ぐ目的で川の湾曲部の外側に設置されています。
そういった場所は水の流れがよく当たるので、底が掘られ水深があることが多いです。
その為、魚の付き場となりやすく、シーバス釣りでも狙い目のポイントとなります。
沈み根
水中に沈んでいる岩を沈み根と呼びます。
ある程度の大きさがあれば、シーバスなどの魚の付き場となるので狙い目となります。
河川など流れのある場所では、沈み根周辺に流れの変化(ヨレ)ができていて、そこに魚がついていることがあります。
瀬(せ)
瀬とは人が歩いていけるほど川の水が浅くなった場所です。
底の状態が石や岩が敷き詰められていて、それによって水面にさざなみが起こっているところが瀬なので、一目で判別できます。
水深が浅く日当たりの良い瀬には苔や川虫がつきやすく、そこにアユなどの小魚が寄ってきて、その周辺にある淵やトロ場にシーバスがつき、瀬から流れてるベイトを待ち受けています。
水深があれば、瀬にシーバスがついていることもあります。
瀬でのシーバスの釣り方は、瀬頭(せがしら)、瀬の際、瀬の中で目立つ大きな岩などの周辺、瀬尻などのポイントにルアーを通していきます。
瀬尻(せじり)となる部分は、白泡が立っているあたりが目安。
淵(ふち)
淵は水深があり流れが緩やか、あるいは淀んでいるところ。
水の流れによって深く底が掘られている場所です。
河川の所々で、川底が傾斜や段差などの凹凸状になっていて、水の流れが急に落ち込む場所があります。
そういった場所は水流によって底が深く掘られ、淵となっています。
具体的には、瀬尻・堰堤下・川がカーブしている外側などに淵ができやすいです。
淵はプランクトンや藻が溜まりやすく、シーバスのベイトとなる小魚が集まりやすい場所。そこにシーバスも付いている可能性があります。
トロ場
瀬より水深があり、流れがゆるやかなポイントを指します。
トロ場という言葉は、淵に似たように使われることが多いようです。
トロ場は、淵と同じく魚の溜まる好ポイントとして釣り人に知られています。
ワンド
土砂や人工のストラクチャーに囲まれ、池のようになっている場所です。
流れが緩やかなので、シーバスのエサとなる小魚がつきやすいです。
ただ水温の変化も緩やかなので、夏場だと夜になってもなかなか水温が下がりにくく魚が付きにくい環境になる場合もあります。
カーブ
川が曲がっている場所は、魚がつく要素となる地形の変化や流れのヨレができやすいです。
カーブの外側は水深があり、内側は水深が浅くシャローになっています。
シーバスは昼間は外側の深いところに潜み、夜間に内側のシャローになっているところでベイトを追い込み捕食します。
堰(せき)
堰は治水や利水などの目的で水をせき止める構造物で、河川の一級ポイント。
シーバスはベイトを求めて川を遡りますが、堰のある場所でシーバスの遡上はそこまでとなります。(シーバスが遡れるような魚道などがあれば、さらに遡上する)
シーバスは堰からの流れ込みの下や、流れ込みの脇のヨレているところに付いていて、上流から流されてくる小魚を待ち伏せしています。
堰でのシーバスの釣り方ですが、まず滝の中にルアーをキャストします。
ルアーが白波の立った流れ込みの中に流されていくので、ラインのテンションをかけながらごくゆっくりとリトリーブします。
堰から流れ落ちる小魚を演出するようにルアーを操作します。
また、堰から少し離れたところで流れが緩くなり始めた辺りも魚が付くポイント。
中州
河川の真ん中あたりに土砂が積もって島状になっているところを中州と呼びます。
河川の中流から河口域にかけてできやすく、中州のシャローエリア、周辺のカケアガリにシーバスが付きやすいので、そこがポイントとなります。
川の合流点
本流と支流が合流する所。
流れがぶつかってヨレや淀みができやすく、そこにプランクトンや小魚が溜まるため、シーバスが付きやすいポイント。
アシ際
水中から伸びるアシの際は魚にとって身を隠す絶好ポイント。
排水口周辺
生活排水などが流れ込んでいるポイントは水温が高く、秋から冬にかけて水温が下がったときにベイトが集まるので狙い目。
排水口でのシーバスの釣り方は、排水付近にルアーを通します。
排水口の直下や流れのたるんでいる水流の両サイドが狙い目。
注意点
河川での服装は、護岸化され足場が整っている場所であれば動きやすい格好でOKです。
時期によっては、蚊やアブやブユ(ブヨ)などの害虫が多いです。(特に立木やアシなど草木が茂る場所)
暖かい時期は虫さされ対策として、虫除けスプレー+長袖の着用を。