フローティングミノーは水面下から中層までのレンジを探る事ができるミノープラグ。
フローティングの名の通り、水に浮かぶ特性を持っています。
リトリーブするとリップが水をつかんで泳ぎ始め、ある深さまで潜るようになっています。
どこまで潜るかはモノによりけりですが、一般的なフローティングミノーであれば50cmから1mぐらいまで。そのため、フローティングミノーで深場を狙うことはできません。
使い方
フローティングミノーはタダ巻きやトゥイッチなどの基本的な使い方を始め、ドリフトやU字メソッドなどの流れを利用した動かし方が一般的です。
また、フローティングミノーはパイロットルアー(最初に使うルアー)として使われることが多いです。
理由としては、フローティングミノーで釣れるような浅場にいるシーバスは、エサを探している状態で警戒心が薄く活性が高い傾向にあるため、比較的釣りやすいからです。
フローティングミノーで反応がなかった場合は、次はシンキングミノーやバイブレーションプラグなどを使ってもっと深いレンジを探ってみてシーバスのいるレンジを特定する、といった攻め方ができます。
上記の理由から、その日のシーバスの活性を見るために、そしてまず手堅く一匹を釣り上げるためにフローティングミノーをパイロットルアーとして使われていることが多いです。
根がかりしにくいという特性もあるため、初めての釣り場で最初に使うルアーとしても最適です。
通常のフローティングミノーであれば、大抵のフィールドで使えます。
シャローランナーについて
上から順に、コモモ SF-125(アイマ)、デッドフロート 12.5(ジャクソン)、エスフォー 11(エフテック)。
フローティングミノーの中で、ほんの少ししか潜らないタイプは「シャローランナー」または「サブサーフェースミノー」と呼ばれます。
このタイプは、浅場の釣り場(シャローエリア)で使うことに特化したルアーで、水面下数cmから30cmぐらいまでしか潜りません。
河川や河口、干潟、サーフで使うことを想定したルアーです。
シャローランナーであれば、河川・河口・サーフ・干潟などの浅場のポイントで使う機会が多いです。
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⇒シャロー(浅場)でのシーバスの釣り方
定番のフローティングミノー
- サスケ SF-95(アイマ)
- サラナ(スミス)
- サスケ 120 裂波(アイマ)
サスケ SF-95(アイマ)
港湾部の使用に向いたサイズ。港湾部、河川、ボートゲームなどに。
アクションはウォブンロール。
サスケ SF-95のスペック
モデル | 長さ | 重さ | レンジ | フック | リング |
---|---|---|---|---|---|
sasuke SF-95 | 95mm | 8g | 10〜60cm | ST-46 #6 | オリジナル#3 |
サスケ SF-95の動画
サラナ(スミス)

シーバス用フローティングミノーとして開発されたルアー。
細身のシルエットと、より遠くへ飛ばすための重心移動の設計により、同サイズのフローティングミノーよりも飛距離に優れます。
アクションは、トラウトミノー「パニッシュ」の血統を受け継ぐ、ローリングを主体にウォブリングをミックスさせたもの。
80F / 95F は港湾部や河川、110F / 125F は河口やサーフなどのオープンエリアにマッチします。
サラナのスペック
モデル | 長さ | 重さ | レンジ | フック |
---|---|---|---|---|
80F | 80mm | 6.5g | ? | カルティバ ST-41 #8 |
95F | 95mm | 9.5g | ? | カルティバ ST-46 #5 |
110F | 110mm | 14g | ? | カルティバ ST-46 #3 |
125F | 125mm | 18g | ? | カルティバ ST-46 #3 |
※レンジは推定1m程度(80F/95Fの場合)。
サスケ 120 裂波(アイマ)
流れに負けない安定した泳ぎがウリのハードシチュエーション攻略用ルアー。荒れた磯やサーフでも使うことが可能。
サーフでのシーバスやヒラメ釣り、磯のヒラスズキ狙いでは定番ルアーとして人気が高いです。
サスケ 120 裂波のスペック
モデル | 長さ | 重さ | レンジ | フック | リング |
---|---|---|---|---|---|
sasuke 120 裂波 | 120mm | 17g | 70〜90cm | ST-46 #6 | オリジナル#3 |
サスケ 120 裂波の動画
定番のシャローランナー
- エリア10(ガイア)
- コモモ SF-125(アイマ)
- グース(ハンプ)
エリア10(ガイア)
海面直下の攻略をテーマに開発されたリップレスフローティングミノー。通称エリテン。
ファストリトリーブから引き波が立つほどのデッドスローまで、一定レンジを長くトレースすることができる。
バチ抜けシーズン、港湾や河川のシャローエリアに。
実売価格は1,000円ほどで、他のメーカーのルアーより値段が安いのが魅力。
エリア10のスペック
モデル | 長さ | 重さ | レンジ |
---|---|---|---|
area 10 | 100mm | 9g | 〜50cm |
エリア10の動画
コモモ SF-125(アイマ)

水面下30cmまでのレンジを一定して泳がせることができるシャローランナー。
河口や干潟など、シャローでのシーバス釣りでは定番ルアーとして発売当時から高い支持を得ている。
2010年にフルモデルチェンジし、重心位置の変更、タングステンウエイトの採用、カップの変更、腹部後方のキール廃止などの変更が行われた。
コモモ SF-125のスペック
モデル | 長さ | 重さ | レンジ | フック | リング |
---|---|---|---|---|---|
komomo SF-125 | 125mm | 16g | 0〜30cm | ST-46 #4 | オリジナル#3 |
コモモ SF-125の動画
グース(ハンプ)

水面から水面下20cmまでの超シャローレンジを攻略できるルアー。
複雑な流れの中でも泳ぎきることができるバランスと安定した泳ぎがウリ。
重心移動(FWS)と後方固定重心により飛距離も申し分なし。
※現在はムカイからリニューアルモデルがリリースされています。
グースのスペック
モデル | 長さ | 重さ | レンジ |
---|---|---|---|
gu:s 90F | 90mm | 8g | 0〜20cm |
gu:s 125F | 125mm | 16g | 0〜20cm |
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