サーフ向けのタックル・ルアー
サーフでは遠投性能を重視したタックルがおすすめ。
サーフに適したシーバスロッドについて詳しくはこちら。
⇒シーバスロッドの選び方とおすすめ、各メーカー最新まとめ
リールについてはこちら。
⇒シーバス釣りに使えるスピニングリール
ライン
メインライン:PE0.8~1.5号
リーダー:4~8号(16~32lb)
ルアー
フローティングミノー:12~17cm
トップウォータープラグ:12~17cm
バイブレーションプラグ:30~40g
メタルジグ:30~40g
サーフでの服装・装備
基本的に海の中に立ち込んでの釣りとなるので、ライフジャケットとウェーダーが必要。
サーフでは沖へと連れ去られる強い流れがあったり水深が一気に深くなっていたりと、溺れる危険のあるポイントがあるのでライフジャケットの着用は必須です。
夏の季節では短パンとサンダルで立ち込んで釣りをすることもできますが、釣り場が砂利混じりのサーフだったりすると、波が打ち寄せる度に足に砂利が当たり、ウェーダーがないと痛くて釣りにならない場合があります。
サーフに立ち込む場合は、明るい時間帯での下見を必ずすることと、引き波や横の流れで足をすくわれて転ばないように十分注意してください。
ランディングツールはギャフやランディンググリップなど、携帯性の高いものがサーフ向き。
サーフでのシーバスの釣り方・狙うポイント
サーフでは潮目や離岸流などの「流れの変化」と、ブレイクライン・沈み根などの「地形の変化」を攻めることが基本となります。
地形の変化の探し方で手っ取り早いのが「波の変化」を探す方法です。
ある箇所だけ白波が立っているのであれば、そこに根や急に深くなっていたりと海底に何らかの変化があります。
離岸流(リップカレント)
離岸流とは、波打ち際から沖へと向かう強い流れのことを指します。
外洋に面した海岸では、所々こうした強い引き潮ができます。
この流れによって海底が掘られて大きな溝となり、そこに様々な魚が付くので、サーフでのシーバス釣りでは狙い目のポイントとなります。
離岸流の見つけ方ですが、沖からの波が打ち寄せるサーフで、波が立たないエリアを探します。
波立たないエリアは、水深が深いか、沖へと向かう流れが発生しているポイントであるからです。
サーフ全体をよく観察してみれば波の高さが異なる箇所が見えてくるはずです。
周囲と比べて波立ちがあまりなく、海水が砂で濁っていたり波打ち際の白泡が沖まで伸びているようであれば、そこが離岸流が発生しているポイントとなります。
ヘッドランド(人工岬)や突堤があれば、その脇に離岸流が発生しやすいです。
また、波立ちが穏やか等の理由で、見た目からでは離岸流の場所が判断できない場合は、実際にルアーを投げてみて引き抵抗が他と比べて重いポイントを探します。
離岸流でのシーバスの釣り方は、離岸流によってできた溝のカケアガリから流芯にかけてがヒットゾーンとなるので、そこを重点的に狙います。
立ち位置を変えながら、様々な角度からルアーをポイントに通して広く探っていきます。
ヘッドランド
ヘッドランドとは、砂浜の侵食を防ぐために作られた人工の岬で、波の強い外洋のサーフに設置されていることが多いです。
ヘッドランドの周辺には離岸流や複雑な流れが発生していて、その流れによって海底が掘られて、魚の付き場となる溝が多数できています。
また、沖に面した所には消波ブロックが設置されていて、ここも魚の格好の付き場となっています。
さらに沖の潮目も狙いやすいので、釣り場としては有望ポイントとなりやすいです。
ヘッドランドでのシーバスの釣り方は、ヘッドライン周辺のカケアガリや沖に面した消波ブロックに付いているシーバスを狙っていくのが基本。
また沖に潮目が発生していれば、そこも狙い目。
河口、流れ込み
河口では、川の流芯の脇にできたカケアガリ、川の水と潮がぶつかってできる潮目、払い出しの左右にできる流れのヨレがシーバスの付くポイントとなります。
ルアーは遠投が効くバイブレーションプラグや鉄板系がおすすめ。
カケアガリ(ブレイク)
サーフでは岸寄りに沿って続くカケアガリ(ブレイクライン)があります。
そこにシーバスが回遊したりするので狙い目となります。
サーフでのカケアガリの見つけ方は、波が高くなり始めるポイントや白波が立つポイントがないか探してみましょう。
波が高くなる所は深場の海水が浅場へと押しやられることで高くなるため、そこが深場から浅場へと変化している所=カケアガリのポイントになります。
ルアーはカケアガリの底・ボトム付近を探ることができるシンキングミノーやバイブレーションプラグが向いています。
また、周囲に釣り人がいなければ、岸から真っ直ぐにルアーをキャストするのではなく斜めにキャストをして広範囲にカケアガリを探ってみましょう。
斜めにキャストしたほうが岸から直角にキャストするよりもカケアガリを広く探ることができ、その分シーバスがヒットする確率があがるからです。
沈み根
海底の沈み根は魚の付き場となります。
広大でポイントが絞り込みにくいサーフでも、沈み根の位置が分かれば効率よく探っていくことができます。
すぐ近くに磯場があるようなサーフであれば、多くの沈み根が存在する好ポイントの可能性があります。
注意点
離岸流での注意点
離岸流が発生しているポイントの周辺では、海の中にあまり立ち込まないこと。
強い流れで足下をすくわれて転倒したり、沖へと流されてしまう危険があるからです。
離岸流が発生するところは、海難事故が起こりやすいことで知られています。
流れの力が予想以上に強いので、決して無理をして立ち込まないように。
ヘッドランドでの注意点
ヘッドランド周辺は、離岸流や複雑な流れに加えて所々に深みがあるので、不用意に海の中に立ち込まないようにしてください。