ミノープラグのようにリップがついてなく、棒状のシルエットが特徴のルアー。
シンキングなのでリトリーブを止めると沈みますが、水の抵抗を受けにくい形状のため、リトリーブするとすぐ表層に浮いてきます。そのためあまり深いボトムを探るのには使えません。
泳ぎはユラユラと通常のミノープラグとは対照的な地味な動きです。
使い方
シンキングペンシルの動かし方は、基本はゆっくりとタダ巻きで動かします。
また、トゥイッチでアクションをつけながら動かすのも有効です。
シンキングなので任意のレンジを探ることができます。
ただし水抵抗がとても少ないため、リトリーブを少し早くすると表層まですぐ浮いてきてしまいます。
なので、シンキングペンシルで中層からボトム付近を攻める場合は、ごくゆっくりとした動かし方しかできません。
ベイトパターンでは、バチパターン、サヨリパターンなどで有効。
特に小さいサイズのシンキングペンシルは、そのシルエットが小さなバチにそっくりなので、4~5月頃のバチ抜けシーズン後半~終盤にかけて有効なルアーとなります。
シンキングペンシルは場所を問わず活躍する機会があります。
アクションが大人しいため、通常のミノープラグの動きに対して反応が鈍いシーバスや、釣り人が多い等の理由でスレぎみのシーバスを狙うときに使われることが多いです。
定番のシンキングペンシル
ワンダー(ラッキークラフト)
シンキングペンシルの元祖。フラフラとしたナチュラルなアクションでシーバスを誘います。港湾部や河川などのフィールドで使われることが多いです。
特にバチパターン、イカパターン攻略では実績の高いルアーです。サイズは45mm、60mm、80mm、95mmとあり、シビアなマッチ・ザ・ベイトが要求されるシチュエーションでも対応できるラインナップとなっています。
ワンダーのスペック
モデル | 長さ | 重さ | レンジ | フック |
---|---|---|---|---|
45 | 45mm | 2.6g | 0.3m | #10, #12 |
60 | 60mm | 6.2g | 0.1~0.3m | #10, #10 |
80 | 80mm | 11.5g | 0.1~0.3m | #8, #8 |
95 | 95mm | 21g | 0.1~0.3m | #6, #6 |
ワンダーの動画
ブルースコードⅡ(マリア)
マグネット式重心移動システムを採用し、飛距離に優れたシンキングペンシル「ブルースコード」のリニューアルモデル。
旧モデルよりも飛距離がアップし、河川や干潟のシャローエリアをより広範囲に攻めることが可能に。
ブルースコードⅡのスペック
モデル | 長さ | 重さ |
---|---|---|
90 | 90mm | 15g |
110 | 110mm | 24g |
ブルースコードⅡの動画
にょろにょろ(ジャクソン)
独特なネーミングと極細シルエットといった奇抜さとは裏腹に、よく釣れることで人気の高いルアーです。リールをゆっくりとタダ巻きするだけで独特のローリングアクションが生まれ、スレたシーバスにも効果的。「6cm」「8.5cm」はバチパターン用に、「10.5cm」「12.5cm」はサヨリパターン用に。
にょろにょろのスペック
モデル | 長さ | 重さ | フック |
---|---|---|---|
60 | 60mm | 3.5g | S-74#10 |
85 | 85mm | 7g | S-74#6 |
105 | 105mm | 9g | ST-46#10 |
125 | 125mm | 14g | ST-46#10×3 |
にょろにょろの動画
ハニートラップ(アイマ)
重量があるため、強風の中でも飛距離を出すことができるのが強み。
泳ぎは基本スラロームアクションで、70SはS字系、95Sは左右へのショートピッチ。
70Sは、港湾部のストラクチャー攻略、シャローエリアを広範囲に攻めたいときに。95Sは、磯・サーフ・河口向けで、ランカーシーバスにも対応できる大型フックを搭載。
ハニートラップのスペック
モデル | 長さ | 重さ | フック | レンジ |
---|---|---|---|---|
70S | 70mm | 14g | ST-46 #6 | 20〜60cm |
95S | 95mm | 25g | ST-46 #3 | 30〜80cm |
ハニートラップの動画
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